日頃より NPO法人 HATI JAPAN の活動を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。 このたび、HATI JAPAN の提案したプロジェクトが「赤い羽根福祉基金 2026年度事業助成」に採択されました。
事業名:多文化・多世代が共に育つ「居場所」を地域に築き、「共創型オープンフレームモデル」普及の基盤を作る活動
本事業は、2026年度から2028年度まで3年間の継続助成事業です。さまざまな地域活動団体で活用可能な「共創型オープンフレームモデル」(通称:鷺宮いんくるモデル)の完成を目指してまいります。
■「毎日やってればいいのに」――子どもたちにもっと寄り添うための挑戦
私たちが運営する「居場所」を利用する子どもたちの中から、時折こんな声が聞こえてきます。「ここ、毎日やってればいいのに……」。
HATI JAPAN はこれまで、主に外国ルーツの子どもたちの発達支援と居場所活動に取り組んできました。しかし現在、不登校や引きこもり、生活環境、発達上の困難さなど、地域の子どもたちを取り巻く課題は、多様化・複雑化しています。
福祉制度や学校、地域のつながりからもこぼれ落ちてしまいそうな子どもたちを支える、最後のセーフティーネット。それが私たちの目指す「居場所」の姿です。
■「鷺宮いんくるモデル」を支える2つの柱 3年かけて「鷺宮いんくるモデル」を完成させるために、次の2つの活動を両輪として進めていきます。
- 「居場所常設化」――日々の安心を届ける拠点づくり
多様な背景を持つ子どもたちがいつでも安心して立ち寄れる「常設の居場所」を鷺宮地域に開きます。日々の実践から、一人ひとりに寄り添うためのノウハウを蓄積していきます。 - 「地域協議体(つなさぽ会議)」――支援者を孤立させないネットワーク
学校、社協、地域団体、住民の皆様と手を取り合う「つなさぽ会議」を開催します。子どもを支える大人たち自身も「一人じゃない」と感じられ、共に知恵を出し合える、しなやかな連携体制を構築します。
■現場の知恵を、地域全体で活用できる「オープンフレーム」へ
HATI JAPANはこれまで、4年間の「居場所」活動を通じて、多文化・多世代が混ざり合う現場ならではの知見を蓄積してきました。また、子どもの発達を多角的に理解する独自ツール「U-LDCシート」の開発などを通して、専門的知識を支援現場で役立てる手法を追求してきました。
今後は、この「現場の知恵」と「専門的手法」に、本事業で得られる知見を掛け合わせ、誰もが活用できる支援の枠組み「オープンフレーム」として体系化することを目指します。
1年目となる今年度は、鷺宮における「基盤整備」からスタートします。3年間の歩みをとおして、地域の誰もが子どもたちの居場所づくりに自信を持って関われる環境を整えていく。それが、私たちがこのモデルを開発し、発信する理由です。
今回の助成決定は、私たちの挑戦への大きな後押しとなります。全国からお寄せいただいた温かいお志を原資とする「赤い羽根福祉基金」を原動力に、スタッフ一同、より一層邁進してまいります。
今後の活動の様子については、随時ホームページやSNSでご報告いたします。引き続き、温かいご応援をよろしくお願いいたします。



